2012年にたまたま別の企画と合わせて青森県八戸市で開催される「八戸三社大祭」の山車制作現場を見学させて頂く機会があり、こちらの想像を遥かに超えた使い方で活用されているのを目の当たりにして、びっくりするやら嬉しいやら。
しかしかれこれ25年以上ヒィトカッターを販売してきていますが、実際にユーザーの方がお使い頂いているのを見る機会は残念ながら殆どありませんでした。
そこで思い立って、そうしたユーザーの皆さまに「どのようにお使いか見学させて頂けませんか?」とお願いしてみることにしました。
青森県・岩手県の祭り山車製作現場で「高いシェア」を誇るヒィトカッターですが、ここ七戸の「しちのへ秋まつり」はその中でも最初期からお使い頂いているところの1つです。
これらの写真は、ホームページで紹介したいので写真を頂けませんか?とお願いしたところ、中央町内会の水尻さんが送って下さったものです。が、なかなか掲載ができず眠らせていました。水尻さんすみません!
あと、いつも弊社佐藤がお電話するたびに「案内するから観に来て!」とお誘い頂きながら、なかなか行けずこちらも本当にすみませんです(ほぼ私信!)

まずは制作風景。これは何かと云うと…、龍の胴体部分に鱗を刻んでいるんですね。

切り出したこの部品は背中の鰭と爪かな? さらに着色まで済んだ化粧部品。こうした透かし彫りにはヒィトカッターは最適。

完成に近づく、龍の頭部。彫りの深い造形で迫力があります。

完成したての山車の様子。造形も良いけど着色も見事です。

モチーフは様々ですが日本の神話は定番の題材なんですね。

これは祭り当日の写真。竜虎相打つ!というにらみ合いの姿ですね。
写真を送って下さったのがこの方、水尻さん。手練のヒィトカッター使いの一人で、ご自分でニードルを求める形に曲げ加工して造形に使われているのだとか。
東北にはヒィトカッターの能力を120%絞り出して使う様な、こういうハードコアな人ばかり、という印象です。
「しちのへ秋まつり」は開催日が9月に入ってからと、一連のお祭りの季節の中間くらいでしょうか、いつか都合をつけて観に行きたいと思います。水尻さん、写真のご提供ありがとうございました!
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