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デザインの下書きにはルレットが便利

 ヒイトカッターでデザインした図案を切り出す際、型紙から発泡スチロールボードにカット線を転写しておく必要がありますが、最初のヒイトカッターのパンフレットを作った時…なのでもう30年以上前からですけど、裁縫で使う「ルレット」をお薦めしています。
歯車が型紙をプツプツ突き抜けて印をつけていきます ルレットというのは洋服の型紙を生地に写すのに用いる、柄の先に小さい歯車のついた道具です。確か裁縫好きだった祖母の道具箱から借りて試してみて、使いやすかったのでパンフレットで紹介したのですが、今回改めて「もっと良い道具はないかな?」とホームセンター、手芸店、100均と巡ってみても、これ以上シンプルかつ確実な方法はやっぱりなかなか見つかりませんでした。

型紙を取り去るとルレットの跡がよく見えます 使い方はプリンターで印刷した型紙(普通紙で良い)を発泡スチロールボード表面に乗せ、仮留めして切りたい線の上をルレットでなぞるだけです。ルレットの歯車がプツプツプツ…と紙を突き抜けてボード上に点線を描いてくれます。
 もちろん発泡スチロールボードに直接マーカーで描いてしまっても良いのですが、切断面の溶けたスチロールにマーカーの色が混ざって取れなくなってしまうことがあるのです。後から着色する前提ならそんなに気にしなくても大丈夫ですけれども、小さな凹みが並んだ点線なら全く心配ありませんし、ガイド線としてもこの点線の視認性は充分なのです。

ダイソーで見つけたルレット AMAZONや楽天などでは色々な種類のものが容易に見つかります。革用のニードルタイプは先が鋭く最適のようですが、近所のダイソーに歯車タイプが110円で置いてありました。ダイソーさんはスチロールボードも扱っていますしホント便利。